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面接の練習では答えられたのに、本番で想定外の質問が来て頭が真っ白に。たとえば「MBTIは何ですか?」と聞かれたとき、タイプ名だけでいいのか、性格まで説明するのか、正解を探して焦ってしまうことがあります。
準備するのはタイプ名より、自分が実際に働く場面でどう行動したか。日本MBTI協会は、MBTIを職業適性を測る検査ではないと説明しています。結果だけで自分を決めつけず、具体的な経験と結びつけて答えられるようにしておきましょう。
「MBTI」と呼ばれるテストが何かを確かめる
ネットで見た4文字の結果を、公式のMBTIと同じだと思い込んでいませんか。日本MBTI協会によると、無料でウェブ上で受けるMBTIは存在せず、似た形式でタイプを表示する心理テストは本来のMBTIとは別のものです。まず自分が受けたものを正確に呼び分けると、説明がすっきりします。(日本MBTI協会「無料の類似したテスト」)
「以前、ネットの性格テストで○○という結果が出ました」と言うのか、「結果は覚えていません」と答えるのか。受けたものに合わせて事実を伝えれば十分です。正式な検査を受けたように装ったり、うろ覚えの結果を断定したりする必要はありません。
MBTIは職業適性や仕事の合否を判定する道具ではない
「このタイプだからこの職種には向かない」と、自分で選択肢を狭めるのはもったいないことです。日本MBTI協会は、MBTIは職業適性を測定していないと説明し、自分がどんな仕事の要素に動機づけられるのか考える自己理解に触れています。(日本MBTI協会「職業適性が分かるのですか?」)
米国のMyers & Briggs Foundationの倫理指針も、MBTIのタイプだけで応募者の採用や職務を選別することは非倫理的としています。これは同団体の指針であり、日本のすべての採用現場について法的判断を示すものではありません。ただ、タイプを能力や成功の証明として扱わない考え方の参考になります。(同団体の倫理指針)
面接で話すなら、「私は○○型なので向いています」より、「この場面ではこう考えて、こう動きました」の方が具体的です。
結果に自信がないときは、分かる範囲をそのまま伝える
結果を覚えていないのに、面接直前にネットで受け直して4文字を用意する。安心したい気持ちは自然ですが、答えの中身が浅いまま当日を迎えやすくなります。
結果があやふやなら「以前、ネットのテストを受けたことはありますが、結果は今は覚えていません」と短く伝えます。タイプの話をしたくないなら、言える範囲を示して「タイプ名より、仕事での行動についてお話しできます」と経験に移る方法もあります。これは回答例の一つです。無理に明るく見せたり、相手が望みそうなタイプを当てたりする必要はありません。
伝えるのはタイプ名より「場面・行動・結果」
答えを準備するときは、「結論→具体的な場面→自分の行動→結果や学び」の順にメモします。実際に経験したことを一つ選び、空欄を自分の事実で埋めてください。
- 場面:ゼミ、アルバイト、サークルなどの実体験
- 課題:そのとき困っていたこと、必要だったこと
- 行動:自分が考えて取った行動
- 結果:何が変わり、次に何を学んだか
これは記事のための記入枠で、特定の就活生の実体験ではありません。派手な受賞歴を作らなくて大丈夫。確認漏れを防いだ、意見を整理した、分からない点を質問したなど、自分が実際にした行動から選びましょう。MBTIの結果と行動が一致しないと感じても、無理に結びつけず、行動を話せます。
質問の意図が分からなければ、確かめてから答える
質問を聞いた瞬間に「性格を評価されている」と決めつけると、必要以上に身構えてしまいます。意図がはっきりしなければ、短く確認してから答える選択肢があります。
たとえば「タイプの結果についてでしょうか。それとも、チームでの働き方についてお答えすればよいでしょうか」と尋ねれば、話題を合わせやすくなります。企業や面接官によって背景は異なるため、意図を断定はできません。確認しても迷ったら、準備してきた行動例を一つ話し、「そのような場面ではこう動きました」と事実へ戻します。
面接前は回答文を丸暗記せず、具体例を一つ準備する
本番で文章を一字一句再現しようとすると、質問が少し変わっただけで崩れやすくなります。覚えておくのは完成文ではなく、場面・行動・結果の3点。聞かれたことに合わせて順番を調整できるメモが使いやすいです。
紙に書いたら、声に出して30秒ほどで話せるか確かめましょう。強みを盛るより、質問から離れないこと。MBTIを聞かれても、タイプを採点される場だと考えず、自分がどんなふうに行動したかを短く伝える。準備するのはタイプ名ではなく、自分の経験です。
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