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たとえば、友達数人で送別会の相談をしているとしよう。
ある人は、みんなで同じ金額を出そうと考える。別の人は、途中で帰る人の負担も考えたい。どちらも会をうまく開きたいのに、相談が少しずつずれていく。
そこで「Tだから冷たい」「Fだから優しい」と決めたくなったら、待って、待って。
同じ金額にしたい理由にも、人の負担を考える理由にも、まだ聞いていないことがあるよね!
MBTIのT・Fは、判断で自然に重みを置きやすいものの違いを考える入口。優しさや頭のよさを採点する項目ではないよ。TはThinking、FはFeeling。日本語の「思考」「感情」だけを見て、人の感情の有無まで分けないで読もう。
以下の送別会は説明のための仮の場面です。実際の友人との会話や、この場面からタイプを判定した結果ではありません。公式の基本説明を確かめながら、相談で何を聞き、どう提案を組み立てるかを一緒に考えていこう。
TとFは、何を判断の拠り所にしやすいか。優しさの点数ではないよ
The Myers-Briggs Companyの公式FAQは、T・Fを意思決定に使う過程の選好として説明している。Tは客観的な論理、Fは人への影響や自分の価値観との一致を重視する、という整理だね。
ここでいう選好は、使いやすい方向を考えるもの。能力の優劣とは分けられているし、片方しか使えないという話でもない。同じFAQは、人はすべての選好を用いると説明している。
ということは?
Tなら人の事情を聞かなくてよくて、Fなら条件を計算しなくていい、という役割分担にはならないんだ。
たとえば会費を決めるとき、全員同じ基準を使うことには、分かりやすさや説明のしやすさがある。一方、参加できる時間が違うなら、その条件による影響も考えられる。どちらの観点も、会を開くための判断材料になる。
「同じ基準なら冷たい」と決める前に、その基準が何を守ろうとしているかを聞こう。負担を公平にしたいのか、後で幹事が立て替えを抱えないようにしたいのか。表に出ている提案が同じでも、理由はまだ一つに確定していない。
逆に、個別の事情を考える提案にも、条件の確認が必要だね。誰がどこまで負担するのか、追加費用があるなら誰の了解を得るのか。「相手のため」で話を閉じず、関係する人への影響を具体的に見たい。
こうして理由を聞くのは、T・Fを当てるためではないよ。相手がその相談で何を大事にしているかを知るため。言葉遣いが柔らかいか、返事が短いかだけでは、判断の過程は分からないから。
日本MBTI協会の基本説明も、結果をきっかけに本人が自分の理解を深める過程を重視している。一回の相談で友達のタイプを決めて、その後の言葉を全部その説明に合わせる使い方へ進まないようにしたいね。
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この本は、日本MBTI協会が基本図書として紹介している一冊。ここでは全ページを読んだ書評や、掲載演習の再現ではなく、公式の概要と確認した書誌を入口にしているよ。
T・Fの意味を知ったら、次は具体的な相談で、基準と影響を並べてみよう。相手の性格を言い当てなくても、提案を考える材料は増やせる。
送別会の条件を並べてみる。全員同額と個別事情、どちらの問いも残したい
では、送別会の仮の相談へ戻ろう。夜に集まりたいけれど、途中で帰る人がいる。幹事は予約を進めたい。主役が望む会の形はまだ確認できていない、とするね。
この段階で、会費だけを決めると足りないものがある。主役は夜の会がよいのか、参加者はその時間に集まれるのか、店の料金の仕組みはどうなっているのか。まずは、決める前に必要な情報が残っている。
だから、気持ちと計算の対決を始める前に、次のように相談の紙を分けてみよう。これはこの記事で提案する整理で、MBTIの公式検査ではないよ。
| 見るもの | 送別会で確かめる例 | まだ分からなければ |
|---|---|---|
| 共通の条件 | 予算の上限、店の料金の仕組み、予約期限 | 店の案内や参加者に確認する |
| 人への影響 | 途中退席、参加しにくい時間、幹事の立て替え | 本人が話せる範囲で聞く |
| 会で大事にしたいこと | 主役と話せる時間、集まりやすさ | 優先したいものを相談する |
| 決め方 | 誰が案をまとめ、いつまでに答えるか | 決める担当と期限を合わせる |
表にすると、全員同額かどうかだけで解けない問いが見えるね。
たとえば店が人数分のコース料金を請求するなら、途中退席だから料金も短時間分になる、とは限らない。その条件を先に確かめてから、参加者が負担する額を相談したい。
一方、同額のルールだけ先に置いて、参加しにくい人の事情を聞かないまま予約するのも早い。時間や会の形を変える方がよいかもしれない。費用の調整だけを解決策にしないで、昼の短い会、参加できる部分だけの集まりなど、主役や参加者の希望に合う案を検討できる。
「みんなが喜ぶ会」と言っても、そのみんなに幹事を含めているかな?
予約や連絡を一人で抱える案なら、当日の楽しさとは別に負担が生まれる。会を開く役割も、確認する対象に入れたいね。
共通の基準と人への影響を考える背景として、MBTIの基本書を確認する
ここで、どの案がTでどの案がFと、きっぱり色分けする必要はない。同じ人が料金条件も個人の事情も考えられるし、選んだ案だけから選好は確定しないよ。今回見たいのは判断材料で、タイプの答え合わせではない。
具体的には、幹事が候補をまとめる前に、動かせない条件と調整できる条件を分けよう。店の契約上の料金条件はまず確認が必要。会の時間や形式は、まだ予約前なら変更できる可能性がある。ただし変更やキャンセルの条件も店ごとに確かめてね。
理由まで並べれば、「同じ額にしたい」「事情を考えたい」が、対立する性格の言葉だけではなくなる。何を守るための案かを見て、別の形で両方を守れるか考えられるんだ。
例外を設けるなら、その場の勢いで一人分だけを変えるより、何を条件に変えるかも相談しよう。たとえば途中参加の扱いを決めたら、別の人が同じ条件になったときにも説明できるかを見る。個人の事情を考えることと、他の参加者に理由を知らせず負担を移すことは同じではないからね。
ただし、理由を説明するために本人の事情を詳しく公開する必要はない。参加時間によって扱いを変えるなら、時間の条件と決め方を伝えれば済む場合がある。本人が話したくない理由まで幹事が全員へ回さないようにしよう。
ここでの判断例は、共通の基準を残しながら、条件の違いを扱うこと。平等にしたい人の案を捨てて、事情を考える人の案だけを採る、という二択にしなくていいんだ。どの条件にどの扱いをするかまで書けると、次に案を見る人も相談に参加できる。
また、予約後に条件が変わったときは、最初の約束と店の変更条件を確認しよう。欠席になった人だけの話として決めず、すでに発生する費用があるのか、幹事の立て替えに関わるのかを見てから相談する。こういう確認も、人への影響を具体的に考える一部になるよ。
もし条件が合わず全員で集まれないなら、全員参加を唯一の成功条件にしないという判断もある。参加できない人を責めたり、本人の事情を全員へ説明させたりせず、どの範囲の参加を希望するかを聞けるよ。
話がずれたときは、「何を大事にしている?」を具体的に聞いてみよう
相談が進まなくなると、T・Fの名前で説明したくなることがある。でも相手の選好を言うより、今の相談で引っかかっている条件を聞く方が、その次の提案へつながる。
たとえば「それって合理的じゃない」という一言だけでは、費用の話なのか、手間の話なのか、予約に間に合うかの話なのかが分からない。ここで返す言葉の例なら、「今の案で、費用と準備のどちらが気になっている?」と聞ける。
これは実際に誰かが話した台詞ではなく、相談で使える言い方の例ね。本人のタイプを決めず、問題の場所を絞るための質問だよ。
また、「あの人がかわいそう」で話が止まったなら、本人が困っていると確認できたことと、こちらが想像したことを分けたい。「本人が希望を話していた? それとも、負担になりそうだと考えている段階?」という聞き方なら、追加で何を確かめるかを決められる。
ここ、ちょっと丁寧に聞きたいな。
事情を大切にするつもりで、本人が望んでいない特別扱いまで決めてしまうことも避けたいから。
本人に聞くときも、詳しい家庭や仕事の事情を話すように求めなくていい。参加できる時間や、今回の案で困ることがあるかなど、決めるために必要な範囲から。話したくないことを、MBTIの自己開示の練習にしないでね。
人を分類する前にMBTIの考え方を読む基本書を楽天市場で確認する
提案をするときは、結論と理由と影響を一緒に置く方法が使える。たとえば言い方の例なら、「短い昼の会を候補にしたい。夜に帰る時間が合わない人がいるから。ただ、昼に参加できるかは全員へ確認したい」となる。
この例では、相手の気持ちを勝手に決めず、分かっている条件と未確認の条件を分けている。提案に賛成できない人も、どこを相談すればよいかを言いやすい形になるね。
もう一つの例なら、「費用は同じ基準で決めたい。幹事の追加負担が出ないように、店の料金条件を先に確かめてから、途中参加の扱いも相談しよう」と伝えられる。先に一律の結論を押し付けず、基準を使いたい理由と例外の確認をつないでいる。
相手が今すぐ答えられないなら、質問を続けて説明を迫るより、返事が必要な期限だけ合わせよう。店の予約期限があるのか、幹事が便宜的に早く決めたいのかでも、待てる時間は変わる。急ぐ理由も言葉にしたいね。
ただ、こちらが丁寧に話せば、相手も必ず納得してくれるとは限らない。希望が両立しない場合もある。そのときは性格の相性へ話を変える前に、どの条件が合わなかったかを残す。次回、会の形式や時間を考える材料になるから。
会の準備を任された人は、最終的な判断を誰がするかも確認しよう。全員の意見を聞くことと、全員一致まで幹事が無期限に調整することは別。候補をまとめる担当、返事の期限、予約してよい範囲を合わせておくのも具体策になる。
TかFかの名前で話を閉じず、費用、時間、事情、決める役割へ戻る。そうすると、意見の違いに返事する言葉を、その場の条件から選べるよ。
本で確かめるのは、自分の判断の入口。友達のタイプを当てる宿題にはしないでね
ここまでの送別会は、判断の材料を見つける仮の例。これを読んで「私は会費を計算したからT」「あの人は事情を聞いたからF」と結論を出すところまでは進まないでおこう。
公式FAQは、選好と異なる行動を取ることもあり、他人のタイプを外から必ず分かるわけではないと説明している。人の行動は、そのときの役割や必要な対応にも関わる。幹事だから数字を確かめることも、主役の希望を聞く係だから事情を聞くこともあるよね。
自分を振り返るなら、会をうまく進めたかという成果だけではなく、決めるとき自然にどの材料へ目が向いたかを考えたい。同じ結論でも、そこへ至る過程は違う場合があるから。
たとえば、最近の相談を一つ選び、最初に考えたこと、後から追加した情報、決めた理由を短く残してみよう。これはこの記事独自の振り返り提案で、公式の質問紙や書籍の演習を再現したものではないよ。
後から相手の事情が分かって案を変えたなら、その変更を「自分のタイプがぶれた」と片付ける必要はない。何が新しく分かり、なぜ判断を変えたかを見る。選好の名前より、具体的な過程が残る方が、次の相談で確かめやすいね。
基本から読んでみたい人へ、日本MBTI協会の書籍案内と書籍についてのQ&Aは、『MBTIへのいざない』を紹介している。R.R.ペアマン、S.C.アルブリットン著、園田由紀訳。副題は「ユングの『タイプ論』の日常への応用」だよ。
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書名の似た『MBTIへの招待』などと取り違えないよう、題名の末尾だけではなく、著者、訳者、番号を合わせよう。紹介した基本書の内容を読むつもりなら、検索結果の短い説明だけで決めず、商品ページの情報まで確認したい。
本を読むことと、自分のベストフィットタイプを有資格者の支援で探す過程も分けておこう。日本MBTI協会は、その本人による理解の過程を重視している。読書だけで友達の結果を確定させたり、相談の勝敗を決めたりするための一冊にはしないでね。
今日の送別会なら、まずは主役の希望、料金条件、参加できる時間、幹事の負担。まだ確認していないものを一つ聞くところから始められる。
「同じ基準で決めたい」も、「人への影響を見たい」も、理由まで聞いてみよう。
あ、そこを大事にしていたんだね、と分かったら、次の案に使える材料になる。友達をT・Fの一文字に縮めず、今の相談にちゃんと返事する。そのための入口として、学んでみようね!