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同じ四文字だった友達と、初対面の集まりへ行くことになった。
自分は誰かに話しかけてみたい。友達は、声をかけられてから話に入りたい。これは、違いを考えるために置いた仮の場面です。
「あれ、同じタイプなのに?」
こんな違いを考えるとき、二人のどちらかが間違ったタイプだと、すぐに決める必要はありません。同じタイプの中でも、表れ方に違いがある。公式のMBTI STEP IIは、その違いをさらに詳しく見るための方法として説明されています。
四文字が同じなら、何もかも同じ。そう考えると、友達の行動をタイプの説明へ押し込めてしまうかもしれない。ここ、もう少し細かく見られるんだね!
STEP IIでは、四つの指向の組み合わせを、それぞれ五つのファセットという側面から扱います。合計二十の側面。二十種類の新しいタイプが増える、という話とは違います。
この記事では、STEP Iの基本を知った成人の方へ、STEP IIの入口と、同じタイプの人との違いを話す準備を整理します。冒頭も、その後の会話例も説明のための仮の場面です。筆者が受検した経験や、友達に実際に言われた会話としては書きません。
関連する専門書として『エッセンシャルMBTI』第2版も紹介します。出版社の公開目次にSTEP I・STEP IIの臨床活用の章があります。ただし、書籍を買うこと、STEP IIのフィードバックを受けること、検査を実施する資格を得ることは、それぞれ別に確認して進めるものです。
ファセットは、同じ四文字の中の違いを見る側面
Myers & Briggs Foundationは、STEP Iで全体のタイプを知り、STEP IIで同じ全体タイプの人との違いを詳しく見る、と説明しています。まず全体を理解し、そこから個人の表れ方へ進む位置づけです。
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EとI、SとN、TとF、JとP。STEP IIではこの四つの組み合わせに、それぞれ五つのファセットがあります。四組に五つずつなので、四×五で二十。四文字とは別に、もう少し具体的な側面を確かめるための枠組みです。
例えばThe Myers-Briggs Companyの公式解説は、E・Iの下にInitiatingとReceivingという側面を挙げています。人とのやり取りを自分から始めることと、相手から受けることに関係する説明です。ここでの日本語は意味を伝えるための説明で、日本版の正式な指標名を独自に作っているわけではありません。
同社の説明では、全体としてEを選好していても、この側面ではReceivingの側へ結果が出る人がいるとされています。全体と、個々の側面での表れ方を、同じ一つの結果にまとめない。ここが、同じタイプでも違いがあるという話につながります。
冒頭の仮の集まりへ戻ると、自分から声をかけるか、相手から声をかけられて入りたいかは、具体的に話せる違いです。でも、行動を一つ見ただけで、その人のファセットの結果を断定することはしません。
その日は疲れていたのかもしれないし、集まりの参加者を知っていたかもしれない。初めての場所では待つけれど、いつもの仲間なら話しかける人もいるでしょう。こうした条件は、この記事で考える仮の可能性です。本人の実際の理由を、外から決めないようにします。
話すなら、「同じタイプなのに変だね」から始めるより、「初めての場では、どんな入り方が話しやすい?」と聞けます。四文字の正誤を問い詰めずに、今回の場面へ戻る質問です。
同じタイプだったことを、共通点に気づくきっかけにしてもいい。その後、違いが見つかったら、そこも話せる。二人の予定を決めるときには、その違いが役立つかもしれません。
例えば、先に話しかけたい人が挨拶を始め、もう一人は話題が出てから入る方法を相談できる。ただし、役割を毎回固定する必要はありません。その日の本人の希望を聞いて決める提案です。
タイプ名が同じだったのに、友達との相談が終わらない。むしろ、そこから具体的な話が始まる。STEP IIの考え方を知ると、四文字の先へ尋ねる余地があると分かります。
全体と反対側の結果があっても、勝手に採点し直さないでね
STEP IIの説明には、アウトオブプリファレンスという言葉が出てきます。全体の指向とは反対側に表れるファセットを理解するための用語です。英語の長さに驚くかもしれないけれど、まず全体と個別の側面を分けて読むところへ戻ろう。
Foundationの公式案内も、全体タイプと、その指向とは反対側に出るファセットを含めて、個人のタイプの表れ方を説明しています。違いを示す結果があることを、全体のタイプが失敗だったという意味へ変えないことが大事です。
「自分のタイプには合わない面がある。だから、本当は別のタイプなのかも」。そう気になったときにも、友達の印象や一つの行動だけで、全体の四文字を書き換える順にはしません。
正式なフィードバックを受けているなら、全体の結果と、気になった項目を担当者へ伝え、そこで確かめる材料にします。本人が説明を読んで何を思い浮かべたかも、話してよいことです。
例えば、「人と話すのは好きだけれど、大人数へ最初に声をかけるときは少し待ちたい」という仮の説明なら、二つを一緒に話せます。「人と話すのが好き」と「どの場面でも先に話しかける」は、そのまま同じ行動の約束にはならないよね。
もちろん、この一文からEやI、ファセットの点数は判定できません。この記事に診断問題や採点表を付けて、正式なSTEP IIの代わりとして使わせることもしません。分からない点を具体的に話すための例です。
JPPの『MBTI STEP II 受検者ガイド』の公開目次には、ファセットの結果の検証、アウトオブプリファレンス、ミッドゾーンを理解する項目があります。結果の言葉を一人で「良い・悪い」へ置き換える前に、意味を確かめる資料があるんです。
ここで紹介する『エッセンシャルMBTI』と、受検者ガイドは別の本です。専門書はSTEP I・STEP IIの臨床活用などを学ぶもの。ガイドはセッションで結果を理解するためのテキストとして案内されています。役割を混ぜずに選びたいね。
なお、この記事ではミッドゾーンの数値境界や、日本語版レポートの点数の読み方を確認していません。目次にある用語だけから、真ん中なら何点、という数字を作らず、そのレポートと担当者の説明へ戻ります。
同じように、反対側の側面があることを、能力が足りないとか、性格が不安定だとかいう評価へつなげません。この記事が扱うのは、全体の指向と、具体的な側面の表れ方を分けて理解する入口です。
四文字に合わないから消してしまいたい、と思った記録も、話し合う材料として残せる。自分が思い浮かべた場面を、説明へ無理に合わせて書き直すより、その違いを具体的に伝えてみよう。
違いを話すメモは、場面と希望を分けると伝えやすい
友達へ話すときも、正式なフィードバックで質問するときも、「自分はこんなタイプだから」の一言では、何が気になっているか伝わりにくいことがあります。場面を一つ選んで、何が起きたかと、どうしたいかを分けてみよう。
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例えば、初対面の集まりについて、自分の記録を書くための整理例は、こんな形です。これは本文で提案するメモで、正式な質問紙や書籍の掲載表を再現したものではありません。
| 書く欄 | 記入を考える仮の例 |
|---|---|
| 場面 | 初めて会う人が数人いる集まり |
| 実際にしたこと | 相手から話しかけられるまで待った |
| 自分が話せる理由 | 名前と集まりの目的を確かめてから入りたかった |
| 次の希望 | 最初に参加者の紹介があると話に入りやすい |
実際にメモを作る人は、この例の理由を自分の理由として写さないでね。理由が分からなければ、分からないと残します。後から説明を読んで思いついた推測と、その場で覚えていることも分けよう。
「待った」という行動だけでは、待った理由は一つに決まりません。人の話を先に聞きたかったのか、集まりの流れを見ていたのか、たまたま声をかける機会がなかったのか。本人が話せることから始めます。
一回の場面で結論を出しにくいなら、ほかの場面も一つ並べてみてください。例えば、いつもの仲間の集まりでは自分から話を始めた。初対面の場面と何が違ったかを、自分が覚えている範囲で比べます。
ここでも、二つの行動からタイプを数式で割り出す話にはしません。本人が説明するときの材料を増やす提案です。仮のチェックを増やして、高い点が出るまでやり直す手順ではないよ。
友達との相談なら、次の希望が伝わる言い方へ進めます。仮の例として、「最初に誰が来ているか分かると入りやすいから、紹介をしてもらえる?」と頼める。同じタイプなのかを確かめるより、今回の集まりでしてほしいことが分かります。
相手も同じ希望とは限りません。「最初から自由に話せるほうがいい」と言うかもしれない。その場合、全員に長い自己紹介をさせる方法だけでなく、最初に短く名前を伝えて、あとは自由に話す方法も候補になります。これも、場の条件に合わせた独自の提案です。
二人の希望が分かったら、予定をどう作るかを相談しよう。「最初の挨拶はどちらが始める?」「紹介が済んだら自由に話す形でどう?」。タイプの言葉を使わなくても、今回してほしいことは具体的に伝えられます。これも、相談のための仮の言い方です。
正式なSTEP IIのフィードバックへ持っていくなら、「この項目と、この場面の違いを確かめたい」とメモを添える方法があります。ただし、担当者に決まったメモ形式がある場合は、その案内に従ってください。この記事の表を必須の提出書式にはしません。
話したくない個人的な場面まで、友達へ全部見せる必要もありません。友達には今回の予定に関係する希望を、専門家には相談したい疑問を、自分が話せる範囲で分けて伝える。その準備なら、「紹介を先にしてほしい」の一行から始められるよ。
受けることと本で学ぶこと。今ほしい入口を選ぼう
日本MBTI協会のSTEP II案内は、STEP Iを受けた人が、さらに自己理解や他者理解を深めるためのForm Qのフィードバック、と説明しています。基本を知ってから、詳しい側面へ進む順番です。
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公式ページにはトレーニング講座も載っていますが、そこでの対象はMBTI認定ユーザーです。一般の人が自分の結果の理解を深めたいことと、検査を扱う人が実施を学ぶ講座は、申し込む目的も条件も違います。
同じページに予定や料金があるからと、受検したい人へその講座をそのまま勧めないでね。自分が受けたいのはフィードバックなのか、資格を持つ立場で学びたいのかを先に分けます。この記事では申込みや料金の確約をしません。
詳しく受けたい場合は、STEP Iを受けた状況や、STEP IIで知りたいことを、現在の公式案内に沿って確認します。無料のオンライン診断で四文字を見たことを、正式なSTEP Iのフィードバックを終えたことへ読み替える説明ではありません。
一方、まず資料で専門的な背景を知りたい人には、『エッセンシャルMBTI』第2版の公開目次が手がかりになります。第6章にSTEP I・STEP IIの臨床活用があります。日本MBTI協会は、面接や面談、人を支援する立場の人向けの専門書として紹介しています。
この本を候補にするのは、STEP IIを含む活用を、専門的に学びたい場合です。二十の側面をちょっと知りたいだけなら、まず公式の紹介を読む方法もある。読者全員に、この専門書が最初の一冊になるとは決めません。
CiNiiの書誌では、ナオミ・L・クエンク著、園田由紀訳、JPPの2014年9月刊の第2版、ISBN9784905050223と確認できます。今回、楽天でも同じ著者・訳者とISBNの中古商品を確認しました。商品名で版が省略されている場合は、番号まで合わせて見てください。
同じ本の名前でも、受検者ガイドが届くわけではありません。また、本を購入して読むことが、検査を実施する資格や、フィードバックの予約になるわけでもありません。今ほしいものの役割を先に考えて、注文する商品を確かめよう。
中古の状態や付属物、送料は商品ごとに確認することです。今回の確認から、書き込みがない新品同様の一冊が必ず届くとは言えません。本文を読める状態か、読む目的に合うかを、購入前の表示で確かめます。
この本の全本文や、ファセットの日本語の詳しい解釈は確認していません。この記事の仮の集まりやメモを、本の収録例と紹介することもありません。実際に読むときは、気になった用語がどう説明されるかを本文で確かめ、現在の実施条件は別に公式案内へ戻ります。
最初の「同じタイプなのに、友達と違う!」へ戻ると、その違いをすぐ誤りにしなくていいんです。全体のタイプを同じように表していても、具体的な側面を詳しく見る入口があります。
今日、友達との予定を相談するなら、まずは一つ聞いてみよう。「初めての集まりには、どんな入り方が話しやすい?」。答えが自分と違ったら、そこで相手に合う入り方を一緒に考えられる。四文字が同じだった話から、二人の具体的な相談へ進んでいこうね!
参考情報:Myers & Briggs FoundationのSTEP I・II・IIIの説明、The Myers-Briggs CompanyのSTEP II解説、日本MBTI協会のSTEP II案内、JPPの受検者ガイドの公開目次、JPPのエッセンシャルMBTIの公開目次、CiNiiの第2版書誌。2026年10月14日確認。受検・フィードバック・実施・申込み、書籍全本文、他人のタイプの判定は行っていません。