子どもにMBTIを受けさせていい?18歳以下の公式案内と、親が先にできること

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部活を決めたい。学校での話も聞きたい。でも、聞けば聞くほど返事が短くなる。仮にそんな日が続いたら、「性格タイプが分かれば、この子への接し方も分かるかな」と思うかもしれないね。

その入口で、先に確認したいことがあります。日本MBTI協会は、18歳以下へのMBTIについて、原則的な注意と、本人の意向に応じた相談の案内を出しています。保護者がネットの質問に代わりに答え、子どものタイプを決定する方法を勧めているわけではありません。

「受けさせれば分かる」で進む前に、その案内を一緒に見ておこう。海外で紹介される子ども向け検査にも、使える言語や実施者の条件があります。

この記事は、保護者が受検の案内を調べるときの整理と、タイプを決めずに本人の希望を聞くための提案です。会話や家庭の場面は説明用の仮の例。実際の親子のやり取り、受検記録、子育ての成功談ではありません。

目次

日本MBTI協会の「18歳以下」を、「18歳未満」に読み替えないでね

日本MBTI協会の注意案内では、18歳以下の人にはMBTIは不適切と説明し、その理由を、自分自身について分析するための土台との関係で述べています。年齢だけで機械的に話を閉じず、18歳以下でも本人の意向を聞きながら適切な形を一緒に考えるため、協会へ直接相談できる案内もあります。

ここで覚えておきたいのは、18歳「以下」という表記と、個別に相談するという道です。18歳になったからこの記事を根拠に自動的に対象になる、とも、特定の年齢なら例外なく一生受けられない、とも読まないでください。本人が関心を持っているなら、年齢と目的を伝え、現在の扱いを協会へ確かめる順番になります。

あっ、保護者の「知りたい」と、本人の「自分を知ってみたい」も別に聞いておきたいね。同じ受検を考えていても、何を期待しているかは違うかもしれないから。

たとえば、親は部活動選びのヒントが欲しい。でも本人は、友達同士で出た四文字の意味が気になるだけ。そこでいきなり申込先を探すと、知りたかったことと引き受ける作業がずれてしまいます。最初の質問は「何型だったらいい?」より、「何を知りたくて見ているの?」くらいでいい。

本人が受けたいと言っていないなら、話を急がなくて大丈夫です。保護者自身が公式説明を読む時間と、子どもに質問へ答えてもらう時間は、同時に始めなくてもいいんだよ。

協会へ相談すると決めた場合も、保護者が本人の答えを予想して質問票へ入力するところから始めません。たとえば相談用メモには、「高校生の本人が関心を持っている」「何のサービスを見たのかは未確認」「受検できるかと、相談の進め方を知りたい」のように、分かっていることと質問を分けて書けます。これは相談文を整理する例で、受検の許可が出るという保証ではありません。

年齢への注意を読んだことと、子どもの関心を否定することも分けたいね。「あなたには分からないから」と終えるより、「日本の協会はこう案内しているから、方法を確かめてから考えよう」と、次に確認することを示せます。何に興味を持ったかという本人の話まで、取り下げてもらう必要はありません。

反対に、申し込めることを先に約束してから問い合わせると、確認できた条件によって話を戻す必要が出ます。最初は相談の段階として伝え、分かった案内を本人と一緒に読んでから、次にどうするかを考えよう。

また、検索画面で見つかった「MBTI」の呼び名だけでは、正式なMBTIの受検案内とは確かめられません。日本MBTI協会は、16PersonalitiesとMBTIは別のものと案内しています。どのサービスを指しているのか、提供元と正式名称を先に確認します。ここでは、無料の診断を一つ受けたら協会の案内する受検が済む、とは紹介しません。

保護者が先に基礎を知りたいなら、『MBTIへのいざない――ユングの「タイプ論」の日常への応用』という読み物の選択肢があります。日本MBTI協会が基本から応用を学ぶ書籍として挙げる本です。本を買うことが子どもの受検を申し込むことになったり、対象年齢の案内を飛び越える根拠になったりはしません。

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海外のMMTICは別の検査。7〜18歳という数字だけ持ち帰らないこと

調べていると、子どもやティーンエージャー向けの「MMTIC」という名前が出てくることがあります。MBTIの別名なのかな、と思うよね。運営元のPeople Stripesの説明では、両者は理論的な考え方を共有する一方、MMTICは子どもや若者向けに、より短く読みやすく作られた別の自己報告式の検査として紹介されています。

ここ、年齢だけを見て次へ進まないで! 同ページが示す検証対象は、英語を母語とする、または流暢に使う7〜18歳です。さらに少なくとも英語の小学2年生相当の読解力が必要で、本人が自分で読んで理解できない場合に実施者が翻訳して使うことはしない、と案内されています。

つまり、英語の質問を保護者がその場で日本語へ直して説明すれば、同じ条件で受けたことになる、という話ではないんです。年齢の範囲に入っていることと、言語を含む実施条件に合っていることは、それぞれ確認が必要になります。

実施者にも条件があります。People Stripesは、保護者が子どもにMMTICを実施したい場合、認定を受けた実施者を通すよう案内しています。説明を読んで面白そうだと感じても、質問を抜き出して家庭内の独自テストにし、結果を公式のものとして扱う紹介はできません。

このページでは、日本で日本語のMMTICが提供されているか、近くに利用できる実施者がいるかまでは確認できていません。海外の提供案内を見たことだけを理由に、国内での申込みが可能、料金がいくら、何日で受けられる、といったことは書かないよ。

問い合わせるときのメモは、対象の検査名、本人の年齢、使える言語、知りたい目的の4つが出発点になります。「子ども向けがあるらしい」だけで探すより、自分が読んだ案内と、相談したい条件を区別して伝えられます。

検査の条件を調べる途中で、理論そのものを日本語で読みたい場合には、『MBTIへのいざない』の公開目次を見てみる方法があります。基礎、タイプ発達、家庭や職場、コミュニケーション、世代間の違いを扱う章が並んでいます。ただし、この本をMMTICの実施マニュアルや、子どもを採点する質問集として紹介しているわけではありません。

検査の申込みとは分けて読む、MBTIの基本書を確認する

部活選びに四文字の答えを求めず、「やってみたい」の中身を聞こう

じゃあ、子どもが何をしたいのか分からないときは、何も聞けないの? そんなことはありません。タイプを確定しなくても、いま目の前にある相談は進められます。

ここからは、公式の検査手順ではなく、部活動を選ぶという仮の場面での会話の提案です。効果が検証された介入法や、本の本文を要約したものではありません。

たとえば、文化部と運動部で迷っているなら、「あなたのタイプはどっち向き?」と考える前に、本人がそれぞれの何に関心を持ったのかを聞いてみよう。作品を作りたいのか、競技をやってみたいのか、一緒に見学した友達がいるのか。保護者が外から見た印象だけでは、まだ分からない部分です。

次に、希望と参加条件を別に並べます。興味のある活動、活動する曜日、通学や帰宅の都合、必要な道具など。実際の条件は学校の案内や担当者へ確かめてください。タイプの説明から活動日や費用が分かるわけではないので、ここは現物の情報を見る場所です。

仮に「作品を作るのが気になるけど、毎日は難しい」という希望なら、知りたいのは参加頻度や活動内容になるね。「内向型か外向型か」を先に決めても、その具体的な条件は埋まりません。見学で何を確かめたいかを一つ決めてから行くと、戻って話す材料を選べます。

見学の後も、「向いていた?」と一度で結論を出さなくて大丈夫。「やってみたい作業はあった?」「気になった条件はどこ?」と分けて聞けます。答えが短いなら、その日のうちに全部を説明してもらう必要もありません。資料を一緒に置いて、あとで話したいところを選んでもらう方法もあります。

逆に、本人が「友達がいるから」と答えた場合、それだけで考えていない、と切り捨てないでね。一緒に参加できる相手も本人にとっては条件の一つかもしれません。その理由を聞いたうえで、活動自体もやってみたいのか、別の友達と離れることが気になっているのかを、話せる範囲で確かめます。

親が先回りして答えの候補を全部並べると、本人が選ぶ前に話が終わってしまうことも考えられます。提案するなら、いま必要な一つにしてみよう。「次の見学では、作品づくりの時間を見てこようか」くらいまで。本人が別のことを見たいなら、そちらへ修正できます。

日本MBTI協会が説明する目的も、個人を分類すること自体ではなく、自分の理解を深めることに置かれています。だから、保護者がタイプを決めて進路や役割を割り振るための近道として扱わないこと。具体的に何を知りたいかへ戻る方が、今回の部活動選びには役立つ問いを作れます。

『MBTIへのいざない』を読むなら、保護者自身の「早く決めたい」「この方が向いているはず」という見方を振り返る学習候補として。子どもの希望を聞かずに適性を確定する本としてではありません。JPPの公開目次に家庭や世代間の違いを扱う章があることを確認していますが、上の部活動の提案がその章に収録されていると断言するものではないよ。

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本は親の予習に。子どもの答え合わせをする道具にしないでおこう

「親が本を読めば、本人に受けてもらわなくてもタイプが分かる?」。その使い方へは進まないでね。家庭で見える様子も本人の一面ではあるけれど、本人の内側でどのように考えているかまで、保護者の観察だけで置き換えられるわけではありません。

たとえば家ではあまり話さないとしても、それを根拠に四文字を決め、その文字に合う習い事だけを残す、という順にはしないこと。まず、家で何を話したいのか、いま何を試してみたいのか、その場で必要なことを本人へ聞く。まだ答えがないなら、答えがないまま資料を集める時間も選べます。

大人が読書を進める際には、メモを二つに分けると混同を減らせます。一つは、公式説明や本に何が書かれているか。もう一つは、自分が家庭で確かめたいこと。後者に書いた推測を、「本で子どもの性格が分かった」という結論へ移さないためです。

たとえば「予定を先に決めたいのは、自分の都合もあるかもしれない」と気づいたら、子どものタイプ判定へ進むより、いつまでに決める必要があるのかを具体的に伝えられます。申込期限があるなら、実際の日付を確かめて共有する。期限とは関係のない親の好みも、同じ強さの必須条件として混ぜないようにします。

『MBTIへのいざない』は、R.R.ペアマン、S.C.アルブリットン著、園田由紀訳、JPP刊。日本MBTI協会の出版物案内では、認定資格がなくても購入できる書籍として紹介されています。資格がなくても読めることと、読んだ人が検査を実施する資格を得ることは別です。

楽天では、ブックオフの中古掲載に、書名、著者、JPP、JAN9784905050216を確認しました。ここで案内する検索先には中古品などが並びます。購入するなら、価格だけでなく、書き込みや傷み、商品状態と返品条件も販売ページで見てください。特定の状態、在庫、到着日は約束できません。

本の主要目次は確認しましたが、本文を全ページ読んだ紹介ではありません。子どもへの関わり方に必ず答えが見つかる、親子の話し合いがうまくいく、といった結果も保証しません。今すぐ検査を選ぶ前に、基本の考え方を大人が学びたいときの候補です。

すでに似た本を持っているなら、まず書名と目次を確かめるだけでもいいよ。新しい一冊を買わなければ、子どもと話せないわけではありません。必要な問いが一つ決まってから、その問いを深める資料を選んでください。

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子どものことを知りたいと思ったとき、すぐに四文字の答えを用意しなくても大丈夫。部活動の候補が二つあるなら、今日は「何を見てみたい?」を一つ聞くところからでいいんです。

答えが予想と違ったら、あ、そっちが気になっていたんだね、と次に見るものを変えられる。検査名を増やす前にも、聞けることは残っています。本人の返事が入る場所を、一つ空けておこうね。

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この記事を書いた人

性格タイプに関する考え方を、自己理解や人との関わりを振り返るヒントとして紹介する編集部です。タイプだけで人柄や相性を決めつけないことを大切にします。

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